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馬鹿げたエコカー補助金



4月からエコカー補助金が再開されることになった。一定の基準を満たしたエコカーの購入に対して軽自動車は7万円、それ以外は10万円の補助、総予算3000億円で今年度の補正予算に組み込まれた。一定の基準とはカタログ燃費が「平成27年度燃費基準達成または平成22年度(2010年度)燃費基準の25%超過達成」である。しかし、この補助金制度はまったく馬鹿げている。

・NHKの報道によると、今回の補助金は、円高やタイの洪水で打撃を受けた自動車市場の活性化が目的だそうだ。影響を被ったのは自動車産業ばかりではない。 (自動車に関連する産業は広範に及ぶとはいえ) 税金を使って一つの業種に特別の援助をするのは不公平。

・今は自動車を買えない人が増えている。自動車を買えない人からも税金を搾り取っておきながら、自動車を買うほど余裕のある人に援助するのは理に合わない。

・エコという名を借りたが、自動車は環境負担がとびぬけて大きな耐久消費財である。自動車をやめた人に奨励金を出すのならまだ話はわかるが、自動車を買った人にエコの名目で補助金を出すなど、矛盾も甚だしい。しかも燃費の悪い大型車ほど燃費基準が緩くなっている。また、軽自動車より環境負担の大きな普通車の方が補助金が高くなっている。

・テレビなど家電製品へのエコポイントも同じことだが、大型、高価でエネルギー消費の大きな製品ほど補助金が大きいのは環境より経済、それも大企業のためという政府の姿勢がそのまま表れている。

・財政赤字だ、増税が必要だと言いながら馬鹿げたことばかりに税金を費やしている。

・震災復興、医療、教育、失業、年金など大きな問題が目白押しの日本だが、こんなインチキを平気でする政府、それに文句も言わない「御用」ばかりの学者やマスコミでは、どれもまともな解決には程遠いだろう。

参考:
燃費基準値は車両重量別に分かれており、2010年はガソリン車とディーゼルでも少し違う。車両重量1トンと1.5トンの二つの場合を例にとると下のようになる。2010年の( )内は規制値の25%増しの値(補助金対象になる基準)である:
・2010年規制値:
 1トン車  ガソリン車 17.9(22.375)km/L、ディーゼル車18.5(23.125)km/L
 1.5トン車  ガソリン車 13.0(16.25)km/L、ディーゼル車 13.2(16.5)km/L
・2015年規制値:
 1トン車 ガソリン、ディーゼル共に 20.59km/L
 1.5トン車 ガソリン、ディーゼル共に 14.40km/L
2010年規制値+25%か、または2015年規制値の、どちらか緩い方を上回ればいいように思うが、実は燃費の測り方が異なり、直接の比較はできないので、それぞれ分けて適用しなければならないのである。
2012年2月18日


  1. 2012/02/18(土) 14:58:01|
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