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核兵器の廃絶は軍備の廃絶、軍備の廃絶は戦争の原因をなくすこと

6日に広島、9日に長崎で、それぞれ平和の式典が行われた。毎年、夏になると核兵器廃絶と平和への願いが改めて報道されるのは良い事だが、今の若者は原爆の日がいつかを知らない人が多いそうだ。戦後の強烈な反核と平和への思いも、年々廃れて行き、年中行事も「核兵器廃絶」と「平和」への願いを訴える以上には進展しない。これではただの形式だけで、本当の平和は来ない。日本も戦争しない国から戦争しやすい国に後戻りしそうだ。

戦争反対、軍備反対を同時に訴えるのでなければ、核兵器廃絶だけを訴えても核兵器はなくならないし平和も来ない。戦争はいいが核兵器の使用はダメだというのは、刀で切り殺すのは良いが鉄砲で撃ち殺すのは悪いというのと大差ない。もちろん、核兵器は多くの一般市民まで犠牲にし、あとあとまで放射能の影響が残る点で鉄砲とは大違いだが、鉄砲でも罪のない人が流れ弾に当って死ぬ。どういう方法だろうと、罪のない市民が殺されるのは絶対に許されないことだ。

戦争反対、軍備反対も、それを訴えるだけでは「核兵器廃絶と平和」だけを訴えるのと大して変らない。同時に戦争の原因をなくすことを訴え、自らもその原因をなくすような行動をしなければならない。

戦争の原因は資源の奪い合いである。太平洋戦争も日中戦争もそうだった。アメリカが中東で武力を使うのも、それを日本の政府が軍事援助したがっているのも、尖閣列島問題も、みなそうだ。宗教戦争も結局は資源の奪い合いから来ている。

資源の奪い合いは、経済のためである。現在は、経済が発展すれば、人々が豊かになり、幸せになるという思想が主流であり、経済を発展させる原動力は利己主義に基づく実力主義、競争主義が一番良いとされている。地球の資源は限られており、しかも、いままで豊富だった埋蔵資源も豊富ではなくなって来た。資源の減少の中での経済競争は、必然的に奪い合いになり、それが戦争になる。

本当に戦争をなくし、平和を願うのだったら、戦争の原因となる暮らし方を変えなければならない。飽くなき経済成長を求め、他国と資源を争うことをやめ、自分達に許された自然環境の範囲で持続可能な社会をめざすべきである。競争主義や実力主義でなく、分け合いの精神を基本にすべきである。そこまでしないでただ「平和」を訴えても、決して戦争はなくならないし、核兵器もなくならない。

人間は愚かなものだ。人間は善なる本性もあるが、私欲という本性も持ち、ともすればそれが優位に立つことがある。だからこそ、その愚かさや私欲の本性を知り、それを克服する努力が必要なのである。■
2015年8月9日


  1. 2015/08/09(日) 20:09:17|
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