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耐性試験のIAEA評価は原発推進のため

国際原子力機関(IAEA)の天野事務局長が、日本で行われようとしている原子力発電所の耐性検査(ストレステスト)について、IAEAも結果を評価をしたいと海江田経済産業相に提案した。msn産経ニュースによれば、これに対して海江田経産相は、IAEAと力を合わせて取り組んでゆきたいと応じたと言う。

このニュースを見て心配が増えた。IAEAは原子力平和利用の推進を目的としている。つまり、原子力発電推進のために存在する機関だから、原子力発電がなくなったら存在意義がなくなり、役員も職員も失業してしまう。

そんなIAEAだから、耐性検査にどんなに厳しい評価をしても、日本の原発はすべて再稼働を禁止して廃止すべきだとは決して言わないだろう。欧米で運転中のそこそこの原発と比べて大差なければ「合格」と評価するに決まっている。何か問題を見つけても、比較的簡単な安全対策の追加を進言するに留まるだろう。とにかく、原発を継続させることが彼らの目的なのだ。

原発を安全だと評価することは、如何に厳しい評価基準でも、将来に対する安全責任は完全に放棄した評価であることには変りない。今は事故の危険をある程度防げるとしても、自分たちが死んだ後までもその安全を保てることに、どうやって責任が持てるだろうか。その都度安全評価を繰り返せばよいと言っても、原発は一度手を染めるとなかなか廃止し難くなるし、既に生じてしまった大量の使用済み燃料や放射性廃棄物は、後になってはどうすることもできない。原発容認は、結局は、子孫はどうなっても知ったことではないということなのだ。

日本人は国際機関による評価には弱い。日本の料理や伝統文化でさえ、世界遺産として登録されると、それで格が上がったように喜ぶ。したがって、IAEAが合格の判定をすれば、「国際機関のお墨付き」を貰ったからと安心して原発再開を求める日本人が増えるかも知れない。IAEAの狙いはまさにそこにあるのではないか。原発を一刻も早く再稼働したい海江田経産相にとっても好都合だ。

ただ、福島原発事故の直後と比べて日本人も賢くなっており、お偉方や政府の言うことをそのまま信じる人は減っていると思う。国内外の原子力村お手盛りの耐性検査がどのようであれ、賢くなった日本人はそれに左右されないで原発廃止に進んで欲しいものだ。
2011年7月29日


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